原潜、横須賀13号バースに初寄港


13号バースに向かう原潜プロビデンス(SSN 719)


7月後半に9日間横須賀に寄港した原潜プロビデンスが、また寄港した

原子力空母用に12号バースを拡張したときに、その反対側の13号バースも、原潜用に拡張された。
この新13号バースに初めて原潜が寄港した。

9月1日14時15分ころ、原潜プロビデンスが寄港した。同原潜は横須賀に今年2回目の寄港となる。
プロビデンスが海保のボートや米軍のタグ、放射能モニター船とともに横須賀本港に入ってきたとき、12号バース ではなく13号バースのほうに米兵やクレーン車が待機するのが見えた。12号バースに駆逐艦が入っていることなども 影響したのか、13号バースへの初の原潜寄港となった。

原子力空母の母港化のために、12号バースの付近が大きく変わった。これまで原潜が使ってきた10号、11号 バースが撤去され、原子力空母の修理用のバージ、修理要員が宿泊するホテルバージがその跡地に固定的につながれた。
原潜用の13号バースの整備が行われたが、その完成までは原潜は12号バースに停泊した。
今年に入って8月までに5回、原潜が入港したが、いずれも12号バースに停泊した。

6回目の今回、初めて13号バースに原潜が寄港し、13号バースが原潜のためのバースとして働き始めた。
撤去された10,11号バースのあった場所から、12号バース、13号バース、変電施設、純水製造プラントなどがひとかたまりになり、 原子力艦船(空母、潜水艦)ゾーンとして機能し始めた。

(RIMPEACE編集部)(写真はすべて 08.9.1 撮影)


オレンジ色のオイルフェンスが張られた12号バースの裏側の13号バースで、原潜を待つ米兵たち


'2008-9-1|HOME|