ジョージ・ワシントン横須賀出港
10月1日朝、「静かに」横須賀基地を出る原子力空母ジョージ・ワシントン
同じ米軍の空母でも、艦が違うと出港時の合図も異なる。
キティーホークは腹に響くような太い汽笛を鳴らして出港したが、ジョージ・ワシントン(GW)は汽笛を鳴らさず、静かに横須賀基地の
12号バースを離れた。
出港時に空母の周りを警戒して飛ぶチャネル・ガードのヘリが出港前に飛来しなかったので、これもGWの流儀かと思ったら、これは
単なる遅刻だったようだ。タグボートに曳かれた空母が岸壁を離れた6,7分後にヘリが姿を現した。
8時40分に動き出したGWは、横須賀本港の中央部でタグを離してゆっくりと浦賀水道に向かった。韓国での観艦式に出るために釜山に
10月5日から10日まで滞在する予定だ(Stars & Stripes 08.9.14)
台風15号の針路との関係で、北周りの日本海経由釜山入りの可能性もある。
7時40分前に駆逐艦ラッセンが横須賀基地9号バースから出港した。29日に出港した駆逐艦マスティンとともに、GWに随伴すると
見られる。
なお、空母出港の直前と直後に、海自の潜水艦2隻が相次いで出港している。日本近海での空母の警備を、どこかに潜んでいる米原子力
潜水艦と分担して行うのではないだろうか。
(RIMPEACE編集部)(写真は 08.10.1 撮影)
出港直前のカタパルトチェックの蒸気。キャノピーをあげた艦載機もあり「飛ぶ気満々」の様子だ
空母出港の約1時間前に出て行く駆逐艦ラッセン。カナダの軍艦2隻とすれ違う
'2008-10-1|HOME|