事前集積艦、また横須賀寄港


12日に入港して錨地に停泊中の事前集積艦ハリー・マーチン

事前集積艦ハリー・マーチン(T-AK 3015)が横須賀に寄港中だ。10月12日に入港したが、事前集積艦の寄港は08年に入ってから4回目だ。

事前集積艦アレックス・ボニーマン(T-AK 3003)が2回(1/28 - 2/1, 9/5 - 12)、同ジェームズ・アンダーセン・ジュニア(T-AK 3002)が 4/24 - 30 に寄港している。
今回のハリー・マーチンを含めた3隻はいずれも、海兵隊の装備を積んだ船で、MSC(Military Sealift Command)のページによれば、 西太平洋に配備されている。

積荷は戦車、弾薬、食料、医療装備、石油製品、装備の部品等だ。4隻から5隻で船団を構成し、1個船団は 15,650人以上の海兵隊の 部隊に1ヶ月間、補給を行える量を積んでいるという。
グアム、サイパンなどを中心に同盟国の港を巡回し、横須賀寄港もその一環と見られる。佐世保やホワイトビーチには、横須賀以上の 頻度で事前集積艦が寄港している。

13日の横須賀基地は、常駐艦はブルーリッジのほかに、1週間足らずの短い航海から戻ってきたラッセン、ドック入りしているフィッツ ジェラルドの3隻だけだ。そのほか、ドックから出てきたばかりの沿岸警備隊の船2隻がバースに停泊中だ。

(RIMPEACE編集部)(写真は 08.10.13 撮影)


なぜか満艦飾のブルーリッジ。手前は沿岸警備隊カッターのワシントン


'2008-10-13|HOME|