原潜オハイオからDDS取り外し


原潜オハイオのドライデッキ・シェルター(DDS)の一つが12号バースに移されている

16日に横須賀に寄港した原潜オハイオは、特殊部隊を海から潜入させるときの出撃ポイントとなるドライデッキ・シェルター(DDS) を2つ、艦橋の後ろに積んでいた。このDDSを2つつけるオプションを選択すると、弾道ミサイルを収納していたチューブが4つ、 特殊部隊のために使われて、トマホークミサイル発射に使えるチューブは18になる。
弾道ミサイル1発が入っていたチューブに、対地攻撃型トマホークが7発セットできる。したがって、DDS2つを装備している場合 トマホークの積載数は126発となる。

2つのDDSのうちの一つが、寄港翌日の17日には原潜から外されて、12号バースに降ろされていた。DDSの取り外し、取り付けは クレーン一つで比較的簡単にできるようだが、外したあとの処理が気になる。
単なる点検のためとも思えない。DDSを横須賀基地に保管しておくという可能性もある。その場合はDDSを必要なときに必要な原潜に 取り付けることで、特殊部隊の出撃基地の役割を横須賀が果たすことにも通じる。
いずれ出て行くはずのオハイオが、DDSを来た時と同じ2つ背負って出るのか、チェックが必要だろう。

(RIMPEACE編集部) (写真は 08.10.17 撮影)


オハイオの横を通過する放射能モニター船「きぬがさ」


'2008-10-17|HOME|