駆逐艦オケーン、2度目の横須賀寄港



11月7日、原潜アッシュビルに続いて横須賀に入港した駆逐艦オケーン

11月7日、原潜アッシュビルに続き、ハワイ・パールハーバーを母港とする駆逐艦オケーン(DDG 77)が横須賀基地に寄港した。 オケーンは10月中旬に続いて2度目の横須賀寄港だ。

オケーンはフリゲイト艦ルーベン・ジェームズとともに、9月25日にパールハーバーを出港した。「中部太平洋水上戦闘艦動員作戦の 一環で、ハワイを母港とする11隻の水上戦闘艦のうちの9隻が動員される」「太平洋艦隊の戦争遂行の即応能力と戦闘力を 高めるのが目的だ」(NAVY NewsStand)

横須賀を出港してから戻ってくるまでの10月下旬から11月上旬にかけて、駆逐艦オケーンが何をしていたのかは不明だが、この艦は弾道 ミサイル防衛(BMD)対応艦だ。同じBMD対応艦のシャイローが佐世保に、カーティスウィルバーが博多に同時期に寄港している。 日本海や東シナ海あたりでBMDがらみの演習を行っていたとしても不思議ではない。

オケーンと一緒にハワイを出港したルーベン・ジェームズは、11月21日から25日に苫小牧港に寄港を申請している。友好親善のため とか。
戦闘能力を高めるための航海の途中に「友好親善」とは、マユツバものだ。苫小牧港を軍事的に利用する「足慣らし」と考えるのが妥当 だ。

(RIMPEACE編集部)(写真は11月7日撮影)


12号バースに近づくオケーン。後方13号バースにはアッシュビルがいる


11月7日14時半の横須賀本港の停泊状況。青が海自艦船、赤が米軍艦船。
青字の1:潜水艦、2:しらね、3:ときわ、4:あすか、5:ふたみ
6:たかなみ、7:おおなみ、8:はたかぜ、9:しらせ、10:にちなん
赤字の1:フィッツジェラルド、2:マスティン、3:ラッセン
4:ブルーリッジ、5:オケーン、6:アッシュビル


2008-11-7|HOME|