08.11.21 ヨコスカ平和船団同乗記

原子力空母帰港に抗議の海上行動


「ごめんだね原子力空母」の横断幕を掲げて、入港するGWと併走する平和船団おむすび丸


併走するおむすび丸と空母の間に入るのは、「空母から指導」された海保「くりかぜ」


平和船団に超低空で接近して威嚇する米軍ヘリ。クルーがおむすび丸に「ガンをつけて」いる

11月21日の原子力空母ジョージ・ワシントン(GW)の帰港に対して、ヨコスカ平和船団は抗議の海上行動を行った。

14時半ころ横須賀基地入り口の灯台付近に向かうGWに、「ごめんだね原子力空母」の横断幕を掲げ、また肉声で「NO,CVN」 「GEORGE WASHINGTON GO HOME」と訴えた。
警備に当たる海保の船から「空母の針路におむすび丸が入っている。避けるように空母から指導された」とマイクで呼びかけられる一幕も。 当方の「血の気の多い」メンバーが、「どこの国の海保なんだ!」とやり返していた。
「空母の母港の打診は、フィリピン、ギリシャ、スペインにも行われたが、主権の放棄に等しい最強の軍事力の配備は認められない、と いう理由で認められず、日本だけが受け入れを承諾した。それはまさに主権の放棄としての受け入れだった」(非核市民宣言運動・ヨコ スカ、ヨコスカ平和船団編、「ヨコスカ母港の米艦船がしてきたこと」(08.11.16発行)より)
この「指導」と同時に、空母の入出港時に空母の周りを警戒する艦載ヘリが「おむすび丸」のすぐ近くに飛来し、低空でホバリングを 続けていた。いつも積んでいる機銃は見えなかったが、ガンナーの位置にいるクルーが「おむすび丸」をにらんでいたのが分かるほどの 接近だった。

海に出なければ分からないこともある。原子力艦船(原潜、空母)の近くで放射能のモニターをしている観測船「きぬがさ」が、実際には 空母からずいぶん離れて追走していた。「あれじゃ検出できないよ、もっと近づかないと」とは別の「血の気の多い」メンバーの言葉。 米軍に嫌がられても、放出元のすぐ近くまで寄っていくのがモニターシップの役目だと思うがナ。

(RIMPEACE編集部)(写真は 08.11.21 撮影)


11月21日16時の横須賀本港の停泊状況。青が海自艦船、赤が米軍艦船。
青字の1:潜水艦、2:ちよだ、3:あすか、4:むらさめ、5:はるさめ
6:しらね、7:ときわ、8:しらせ、9:ふたみ
赤字の1:カーティスウィルバー、2:ステゼム、3:ジョンSマケイン、4:フィッツジェラルド
5:カウペンス、6:シャイロー、7:マスティン、8:ジョージ・ワシントン


ヨコスカ平和船団乗船希望者は、ようこそ!ヨコスカ平和船団へにアクセスして、申し込んで下さい。毎月最後の日曜日に平和船団の船が軍港をはしります。(ただし12月から2月の定期運行はありません)


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