原潜ハンプトン、横須賀寄港


横須賀基地13号バースに停泊する原潜ハンプトン(SSN 767)

1月28日10時過ぎ、ロス級原潜ハンプトン(SSN 767)が横須賀基地13号バースに寄港した。寄港目的は休養・補給・維持とのことだ。 横須賀基地に原潜が寄港するのは08年11月のアッシュビル以来2ヶ月半ぶりだ。

ハンプトンは11月、12月に計5回、沖縄ホワイトビーチに寄港している。そのうち一週間以内の反復寄港が2回ある。11月の反復 寄港は沖縄近海での日米合同演習 ANNUALEX 2008 にリンクしていた。

11月から12月にかけて、ホワイトビーチは原潜の一時寄港ラッシュだった。ハンプトンもこの寄港ラッシュの一翼を担ってきた。
原潜オハイオやミシガンがホワイトビーチに反復寄港し、沖縄周辺海域での米原潜の動きが目立った時期にハンプトンも同じ海域にいた。 今回の寄港では横須賀に数日停泊して、乗組員の休養や補給・修理を行うのだろう。

ジョージ・ワシントン(GW)が横須賀に配備されてからも原潜は寄港していた。ただ、GWと同時に横須賀基地の岸壁に停泊したのは 今回のハンプトンが初めてだ。
カールビンソンなどが横須賀の錨地に停泊し、そのときに原潜が同時に寄港していたことは何度かある。しかし12号、13号バースに 原子力空母と原潜が同時に停泊したことはこれまで無い。原子力艦船に純水を供給するプラントや、移動式発電・変電セットが並ぶこの 界隈は、横須賀基地内の原子力ゾーンとしての機能を高めつつある。

(RIMPEACE編集部)(写真は 09.1.28 撮影)


原子力空母と原潜のツーショット。今後こんなダブル寄港が増える恐れが


2009-1-28|HOME|