フィッツジェラルド、横須賀出港


タグにエスコートされて出港するフィッツジェラルド。手前はマケインとマッキャンベル


浦賀水道を南下するフィッツジェラルド。すれ違うのは護衛艦いかづち

2月2日15時、横須賀基地から駆逐艦フィッツジェラルドが出港した。フィッツジェラルドは5日から9日まで小樽港に寄港する申請を 行い、小樽港港湾管理者の市長は市民の反対にも係らず1月26日に寄港を認めている。

同じ5日から9日まで、ブルーリッジが長崎港寄港を強行する構えだ。横須賀の軍艦が民間港に寄港を求めて、平和を求める市民感情を 逆なでしている。ブルーリッジは横須賀基地の9号バースで対水上レーダーなどを回転させているが、2日16時現在動き出しては いない。

フィッツジェラルドの出港時には、米軍のタグボートがつかずに民間のタグが支援したが、ブルーリッジの出港を控え米軍タグはそちら についていたのかもしれない。
フィッツジェラルドが浦賀水道航路に向かうまでエスコートしていたタグ薩摩丸が、横須賀本港に戻ってきて岸壁に鼻先をつけて、米兵が 一人、片手をあげて挨拶した後タグから降りた。
民間タグが米軍艦船の出入港の支援をするときは、米兵が乗り込んで指揮しているようだ。

フィッツジェラルドは横須賀に戻る自衛隊の艦船とすれ違いながら、浦賀水道を南下していった。訓練海域で若干の訓練を行った後、 小樽に直行すると見られる。

(RIMPEACE編集部)(写真はすべて 09.2.2 撮影)


フィッツジェラルドの出港をエスコートしたタグ薩摩丸(左)から降りた米兵


2月2日15時の横須賀本港の停泊状況。青が海自艦船、赤が米軍艦船。
青字の1:潜水艦、2:たかなみ、3:ひえい、4:きりしま、5:はたかぜ
6:うみぎり、7:はまぎり、8:いなづま、9:しらせ、10:わかさ
赤字の1:ジョンSマケイン、2:マッキャンベル、3:フィッツジェラルド、4:カーティスウィルバー
5:シャイロー、6:マスティン、7:ブルーリッジ、8:ジョージ・ワシントン、9:ハンプトン


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