横須賀基地に燃料搬入しきり


横須賀基地・吾妻島燃料バースに続けて入港したマースク・ロード・アイランド(09.2.9 撮影)


佐世保基地・赤崎岸壁で燃料を一部下ろしたマースク・ロード・アイランド(09.2.6 撮影)

MSCがチャーターする大型タンカー、マースク・ロード・アイランドが1月末に続いて横須賀基地に燃料を運び込んだ。2月8日に吾妻 島燃料バースに着岸した同タンカーは、その2日前には佐世保でどこかで積み込んできた燃料の一部を降ろした。横須賀で燃料を降ろした マースク・ロード・アイランドの船体が、佐世保で撮影されたときと比べ浮き上がっているのがわかる。

マースク・ロード・アイランドが2回続けて横須賀に寄港する直前には、ロシアの大型タンカーがやはり吾妻島に停泊して燃料を降ろした。 2万トンを超える大型タンカーが半月の間に3回、燃料を運び込んだ。

横須賀基地の貯油施設は、横須賀基地に入港する艦船の使う燃料を供給するだけではない。艦載機が費消する燃料を厚木基地に補充するし、 三沢基地で使う航空機燃料も横須賀から八戸港経由で三沢に送られる。

横須賀基地の艦船の出入りが激しくなってきた。艦船が飲み込んだ燃料の補充もあるし、また厚木や三沢での米軍機の訓練が激しいことも 燃料を大量に消費する原因だ。
わずかの間に大型タンカーが何度も燃料の補充にやってくるのは、東日本の基地でも米軍の動きが激しくなってきたことを示している。

(RIMPEACE編集部)


指揮艦のほか駆逐艦4隻・巡洋艦1隻がいない横須賀基地(09.2.9 撮影)


2009-2-9|HOME|