横須賀基地に残るMD対応艦は2隻


横須賀基地港外錨地に投錨する巡洋艦シャイロー。左は事前集積艦ハリー・マーチン


横須賀基地マスターピアに接岸するシャイロー(09.3.13 撮影)

電子偵察機RC135Uが飛来し、赤外線センサーを備えるミサイル監視能力を持つ偵察機3機が嘉手納基地に揃った。
イージス・システムとSM3ミサイルのセットでミサイル防衛能力を持つ艦船は、横須賀には5隻いる。カーティス・ウィルバー、 ジョンSマケイン、フィッツジェラルド、ステゼムの4隻の駆逐艦と巡洋艦シャイローだ。

3月初めのマルチ・セイル演習終了後、フィッツジェラルドとカーティス・ウィルバーが帰港したが、ジョンSマケインとステゼムは ホワイトビーチに寄港後、日本周辺海域に展開していると見られる。
佐世保基地に寄港後戻ってきたシャイローに先立ち、カーティス・ウィルバーは11日に横須賀を出ている。

MD対応の横須賀常駐の駆逐艦3隻が任務航海に出ていることになる。そのほか、中部太平洋水上戦闘艦動員プログラムの一環で日本近海 に展開しているハワイ・パールハーバーの駆逐艦ホッパー(DDG 70)もMD対応艦だ。
4月上旬と通告された北朝鮮のロケット発射に備えて、イージス艦による追跡・照準を行う態勢にこの4隻が組み込まれ、発射時期が迫れ ばさらに、横須賀に帰港している2隻も動き出すことが考えられる。

(RIMPEACE編集部)


横須賀基地を出て浦賀水道を南下するカーティス・ウィルバー(09.3.11 撮影)


3月13日14時の横須賀本港の停泊状況。青が海自艦船、赤が米軍艦船。
青字の1:潜水艦、2:むらさめ、3:きりしま、4:ときわ、5:はるさめ
6:たかなみ、7:いかづち、8:おおなみ、9:しらせ、10:わかさ、11:ふたみ
赤字の1:ラッセン、2:シャイロー、3:フィッツジェラルド
4:カウペンス、5:マスティン、6:ガーディアン、7:ジョージ・ワシントン


2009-3-14|HOME|