GW、検査航海のため横須賀出港


手前の海自ヘリ空母「ひゅうが」を圧倒するデカさで、港中央に向かうジョージ・ワシントン


タグボートが離れ、ゆっくり右にターンする原子力空母。後方右に海保の放射能モニターシップがつく
 

5月6日9時40分、長い汽笛を鳴らしたあと、4隻のタグボートに曳かれた原子力空母ジョージ・ワシントンはゆっくりと12号バースを 離れた。昨年11月21日に帰港して以来、横須賀基地12号バースでメンテナンスを行っていた空母が、5ヵ月半ぶりに出港した。

「前任」の空母キティーホークは現役最高齢艦だった。横須賀を母港にしていた10年間の後半には、4ヶ月や5ヶ月修理期間をとってい たが、今回のジョージ・ワシントンの修理期間はそれに並ぶ。
艦齢が30歳以上若いGWに、これほど長い修理期間が必要だったのは、通常動力型と原子力推進との違いだけでは説明できない。やはり 横須賀配備前に起こした大火災の修理に手間取ったと見るしかない。

手間取った修理で本当に直ったのかどうか、それを調べるための検査航海でもあるのだろうが、修理期間が長かった分、検査航海もやや 日数を要するのではないだろうか。

GWの出港日の6日、前日までいた巡洋艦シャイローも出港していて、横須賀に残った常駐艦はドックに入っている駆逐艦ラッセンだけ だ。シャイローは、4日に出港した駆逐艦マッキャンベルと行動をともにして、GWの検査航海の手助けをするのではないか。

(RIMPEACE編集部)(写真は 09.5.6 撮影)


浦賀水道に向かうジョージ・ワシントン。チャネル・ガードのSH60が周囲を警戒飛行している


2009-5-6|HOME|