ヨコスカ平和船団 海自艦ソマリア沖派遣に抗議


出航前の「はるさめ」(DD 102)に、ソマリア沖に行くな、と呼びかけるヨコスカ平和船団


出航する「はるさめ」に「撃つな!」「軍事力に頼っては、海賊問題は解決しない」と訴える

海自横須賀基地所属の護衛艦「はるさめ」が、7月6日14時前にソマリア沖に向けて吉倉桟橋から出航した。
「海賊対処法」制定後初の護衛艦の派遣となる。

ヨコスカ平和船団は、同日ボート2隻を出して、派遣に抗議する海上行動を行った。
出航前の「はるさめ」には自衛官が乗り組み、吉倉桟橋には家族や海自幹部が集まっていた。ヨコスカ平和船団は海上から「警護対象拡大 やイラク戦争参加艦への給油など、私たちの目が届かないところで、国会の審議も経ずに自衛隊の活動が拡大されていくのは許されない」 「ソマリアで漁民が漁民として暮らしていけるような対策と援助を国際社会で先ず考えるべきだ。軍事力の行使のみに頼るやり方では、 ソマリア海賊問題の解決はありえない」と訴えた。
反射して戻ってくるエコーから、この訴えが派遣隊員や家族に聞こえていることは間違いない。

ラッパの音とともにもやいが解かれ、13時50分ころ「はるさめ」は岸壁を離れた。平和船団は追走して「ソマリアで撃たないでくださ い」「集団的自衛権の行使は憲法違反です」などと訴えた。

(RIMPEACE編集部)(09.7.6 撮影)


ヘリ2機を積んだ「はるさめ」。バルカン・ファランクスの左右に銃座が取り付けられている


2009-7-6|HOME|