09.8.30 ヨコスカ平和船団同乗記

原潜オハイオと音響測定艦


12号バースの奥に停泊中の巡航ミサイル原潜オハイオ


駆逐艦マケイン(左)と並んでマスターピアに停泊する音響測定艦インペッカブル

台風11号の前触れで雨交じりの天候の中、ヨコスカ平和船団のボートが横須賀本港と長浦港を走った。

先ず目に付いたのが音響測定艦インペッカブル。当日朝、横浜ノースドックから横須賀基地のマスターピア・ウェストに移動してきた。
関東地方に台風が来るときには、ノースドックに停泊中の音響測定艦は横須賀に避難することが多い。今回も台風避難の可能性が強い。

12号バースの奥にオハイオ級の大型原潜が停泊していた。朝日新聞湘南版によれば、巡航ミサイル搭載原潜オハイオ(SSGN 725)で、29日に 横須賀基地に寄港した、とのことだ。
29日といえば原子力空母ニミッツが出航した翌日だ。ジョージ・ワシントンの留守中に12号バースに連続して原子力艦船が停泊している。

オハイオはドライデッキ・シェルター1基を装備していて、7月6日まで10日間横須賀に滞在していた同クラスの原潜ミシガンとは見かけが やや異なっている。
同クラスの巡航ミサイル原潜は乗組員を2チームで交代させて連続15ヶ月、母港に戻らずに行動する態勢になっている。グアムで艦長の交代 式を行ったミシガンも西太平洋に展開しているとみられる。オハイオ、ミシガンあわせた膨大な巡航ミサイルと特殊部隊作戦遂行力が、極東 に集まっている。

(RIMPEACE編集部)(09.8.30 撮影)


8月30日11時の横須賀本港の停泊状況。青が海自艦船、赤が米軍艦船。
青字の1:潜水艦、2:ひゅうが、3:しらせ(5003)、4:おおなみ、5:むらさめ
6:あすか、7:いかづち、8:しらせ(5002)、9:にちなん
赤字の1:ラッセン、2:ステゼム、3:インペッカブル、4:ジョンSマケイン、5:シャイロー、6:オハイオ
なお、ドライドック4に沿岸警備隊カッター・アサティーグがいるはずだが、ボートからは見えなかった。

ヨコスカ平和船団乗船希望者は、ようこそ!ヨコスカ平和船団へにアクセスして、申し込んで下さい。 毎月最後の日曜日に平和船団の船が軍港をはしります。(ただし12月から2月の定期運行はありません)


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