沿岸警備隊大型カッター、今年も横須賀寄港


9月2日、原潜オハイオの出港直前に入港してきた沿岸警備隊カッター、ラッシュ


沿岸警備隊が使うヘリHH65ドルフィンが甲板に引き出されていた(09.9.4 撮影)

9月2日昼過ぎに、米沿岸警備隊のラッシュ(WHEC 723)が横須賀基地に入港した。ラッシュはハワイ・パールハーバーを 母港としているハミルトン級のカッターだ。

ハミルトン級の大型カッターは2006年以降、横須賀、佐世保、沖縄に顔を出すようになった。年に1回程度のペースだが、来ると2,3ヶ 月の間に3回くらい短い寄港を繰り返す。
この5年間で最初に横須賀に来たのが、今回と同じラッシュだった。2006年5月に4日間寄港しているが、その前に横浜新港 埠頭の海保の基地に入港している。

2007年は、ボートウェル(WHEC 719)が8月と10月の2回横須賀に寄港、10月にはミゼット(WHEC 726)も佐世保に寄港している。
2008年はマンロー(WHEC 724)が8月から10月の間に4回、横須賀に短期寄港を行っている。

ヘリを積み、機銃で武装しているこの種のカッターは、海軍のフリゲートでも大きすぎるような海域で「身軽に」動き回ることができる。 CARATに参加したこともある沿岸警備隊の大型カッターは、これからも米海軍の補完兵力として使われる可能性が大きい。

(RIMPEACE編集部)


2009-9-4|HOME|