歓迎式典のために1日沖合いで待たされた「ときわ」


横須賀基地・海自吉倉桟橋に接岸する補給艦「ときわ」(09.9.2 撮影)


歓迎式典の1日前、横須賀港外錨地に停泊する「ときわ」(09.9.1 撮影)
 

9月2日午後、海自補給艦「ときわ」が吉倉桟橋に接岸した。音楽隊を始めとして多数の隊員・家族が出迎えたのは、「ときわ」 が6ヶ月ぶりにインド洋派遣活動から戻って来たからだ。

実はこの「ときわ」、その前の日には横須賀に到着して、港外の錨地に1日じっとしていた。歓迎式典のために、わざわざ帰港が1日 遅らせられたのだ。
07年11月に「ときわ」がインド洋から戻って来たときにも同じことがあった。晴海で行われた歓迎のセレモニーのために、 1日前に横須賀に着いた「ときわ」は港外に停泊したまま無為な時を過ごしていた。

船が帰ってくるから歓迎式典を行うのであって、歓迎式典を行うために船が帰ってくるのではない。これを本末転倒という。1日余分に 航行日数を増やすのは、今旬の「公費の無駄遣い」とも言える。

(RIMPEACE編集部)


2009-9-2|HOME|