CARAT帰りの戦闘艦2隻、横須賀寄港中



横須賀基地の7号バースに目刺し状に停泊するクロメリン(FFG 37)とラッセル(DDG 59)(09.9.14 撮影)

CARATの最終段階に米軍から参加していた、フリゲイト艦クロメリンと駆逐艦ラッセルが,、先週末に横須賀基地に寄港している。
米軍と東南アジアの海軍が2国間の演習を連続して行うのがCARATだ。5月のCARAT(フィリピン)から8月下旬のCARAT (インドネシア)パート2までの6カ国の海軍との演習の間に、米軍の艦船は交代をして、最後はクロメリンとラッセルが参加していた。

佐世保の揚陸艦を中心に駆逐艦、フリゲイト、沿岸警備隊カッターなどが事前にホワイトビーチに終結し、その艦船が最後まで参加して、 散っていくというのが、これまでのCARATの米艦の動きだった。
今回のCARAT2009では、艦船の交代が目立った。
もっとも長い期間参加したのが最初からインドネシア・フェーズ・パート1まで米軍艦船の中心を勤めた揚陸艦ハーパーズ・フェリーで、 そのほか駆逐艦4隻、原潜1隻などが交代で参加した。

フリゲイト艦クロメリンはタイ、ブルネイ、インドネシアの各フェーズに参加し、駆逐艦ラッセルはインドネシア・フェーズの後半に 参加している。
ハワイ・パールハーバーを母港とするこの2隻が、インドネシアから直接ハワイに戻らなかったのは、6ヶ月の任務航海の期間がまだ 残っているからだろう。
第7艦隊の責任海域で今後も活動し、横須賀にもまた寄港することがあるかもしれない。

(RIMPEACE編集部)


9月14日14時の横須賀本港の停泊状況。青が海自艦船、赤が米軍艦船。
青字の1:潜水艦、2:くりはま、3:とわだ、4:ときわ、5:むらさめ
6:たかなみ、7:しらせ(5002)、8:にちなん
赤字の1:ラッシュ、2:フィッツジェラルド、3:アサティーグ、4:ステゼム、5:マスティン
6:マッキャンベル、7:カウペンス、8:ラッセル、9:クロメリン、10:ジョージ・ワシントン
なお、ジョンSマケインが15時前に佐世保から帰港し、9号バースに接岸した模様。


2009-9-14|HOME|