GW、1日遅れで試験航海へ



大雨の横須賀基地から出港する原子力空母ジョージ・ワシントン(09.10.6 非核市民宣言運動ヨコスカ 撮影)
 

10月6日7時に、ジョージ・ワシントン(GW)が横須賀基地を出港した。始めは10月5日10時ころの出港予定だったから、ほぼ1日予定より遅れたことになる。

大島沖の訓練海空域R116が大型台風18号の予想進路に含まれているのにもかかわらずの出港だ。出港が21時間ほど遅れたのは、天候の回復待ちではなく、整備の遅れ など、船の側に原因があったとみられる。
1か月足らずの工事の検査のための出港で、すぐに横須賀に一端もどってくるものと思われる。

GWが浦賀水道を抜け、訓練海域に近付いたころから、厚木の艦載機に動きが出てきた。11時前後にEA6B電子戦機の飛行隊長機とC2空母連絡機が飛び、午後は1時間 に10機以上のジェット機が離陸する高密度の飛行がおこなわれている。
台風の襲来を前に、空母の出港遅れで1日開始が遅れた飛行訓練を、強引に消化するかのような勢いだ。
雲が低く垂れこめているときは、特に音がこもる。厚木基地周辺住民にたたきつけられる爆音のうるささは倍加する。

(RIMPEACE編集部)(GWの出港時間、7時に訂正します)


GW出港の約4時間後から飛び始めた厚木の艦載機。EA6B電子戦機(左)とC2空母連絡機(09.10.6 田中 昭 撮影)  


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