横須賀にまたオハイオ級原潜入港


12号バース奥に停泊中の巡航ミサイル原潜ミシガン


(左)沿岸警備隊のカッター、ラッシュが入港中。(右)佐世保から掃海艦パトリオットもやってきた
 

オハイオ級大型原潜ミシガンが10日に横須賀に入港した。巡航ミサイル搭載原潜で、特殊部隊潜入用のドライデッキ・シェルターを一つ背負っている。 ミシガンは6月27日から7月6日まで横須賀に寄港している。4か月以上前とは感じられないのは、同型艦オハイオがその間に横須賀に寄港しているからだ。

オハイオは原子力空母ニミッツが帰港した直後かつジョージワシントン(GW)が帰港する直前に12号バースに停泊していた。
今回のミシガンも、GWが出港して1週間もたたないうちに入港してきた。12号バースはGWのためだけではなく、大型の原子力艦が横須賀に寄港するために造られた ことになる。
原子力空母のメンテナンスのための諸設備も整いつつあり、それが他の原子力艦船への支援提供もしている。横須賀基地の原子力艦船支援基地化の動きは、GWの母港に より加速されている。

ミシガン入港の直前に、吉田横須賀市長は原潜への核兵器搭載の有無を外務省に照会はしない、と記者会見で語ったという。
しかし、直後に実際に原潜が入港したこと、 また、照会をしない理由が「92年に米大統領が水上艦や攻撃型原潜などからの戦術核兵器の撤去完了を発表して以降、同市が要請していない」(朝日・神奈川版 10.10) という,言わば慣例に従うというだけの理由としか思えないことを踏まえ、発言の真意を確かめたうえで、照会をかけるよう横須賀の市民団体とともに市長に求めていく。

(RIMPEACE編集部)(09.10.12 撮影)


10月12日12時の横須賀本港の停泊状況。青が海自艦船、赤が米軍艦船。
青字の1:潜水艦、2:あすか、3:むらさめ、4:ときわ、5:しらせ(5003)、6:たかなみ
7:はまぎり、8:いかづち、9:くらま、10:しらせ(5002)、11:ふたみ、12:わかさ
赤字の1:USCGアサティーグ、2:ジョンSマケイン、3:ラッセン、4:ステゼム、5:USCGラッシュ、6:ミシガン

[ 訂正]   ミシガンの入港日は10月10日でした。訂正します。(09.10.13)


2009-10-12|HOME|