横須賀にミサイル追跡艦寄港



横須賀基地マスターピアに停泊中のオブザベーション・アイランド(白い船)(09.11.6 撮影)
 

ミサイル追跡艦オブザベーション・アイランドが横須賀基地に寄港中だ。入港したのは11月5日と見られる。
最近では10月19日に佐世保基地に寄港、翌20日には出港している。

以前は横浜ノースドックに年間3、4回は寄港していた船だが、MSC極東司令部がシンガポールに移動・再編された後はノースドックへ の寄港回数は激減した。横須賀にはあまり寄り付かない船で、2年以上前の07年8月中旬に寄港して以来だ。

この船は、巨大なレーダーを積んで、弾道ミサイル発射実験の監視を行う。空軍の大型偵察機RC135Sミサイル監視機と一緒に、 ミサイル発射実験が行われる近海に進出して、飛行データを採集する。
北朝鮮のミサイル発射実験監視で日本海にいることが多くなったためか、ここ2年ほど佐世保基地に頻繁に寄港している。

今回、横須賀にやってきたのは、北朝鮮のミサイル発射実験が一段落した、という米軍の判断からだろう。
RC135Sも今は沖縄・嘉手納基地には展開していない。11月2日に嘉手納基地に飛来したRC135Sは、翌日には離陸している。 トランジットだったようで、行き先は中東方面と見られている。

(RIMPEACE編集部)


2009-11-6|HOME|