空母GW、横須賀に戻る


横須賀本港に入港するジョージ・ワシントン


12号バースに出船で接岸するため、港の中央で転回するジョージ・ワシントン


タグボートに曳かれて12号バースに向かうジョージ・ワシントン(09.11.23 撮影)
 

11月23日朝、空母ジョージ・ワシントン(GW)が1ヶ月半ぶりに横須賀に姿を見せた。甲板に艦載機の姿はない。訓練用の ホーネットのボディーが置いてあるだけだ。

艦載機の大部分は18日までに厚木に戻り、最後の十数機が22日に離艦して厚木に戻った。
横須賀本港に入ってきた空母の遮蔽板や甲板が黒っぽく見えたのは、前日まで発艦作業をしていたためかもしれない。

随伴艦のうち、直衛任務につく巡洋艦カウペンスも20日に横須賀に戻ってきて、錨地で弾薬を降ろしていた。
空母といしょに動いていた護衛の艦船は、今日弾薬を降ろしていたカーティス・ウィルバーだけだった可能性もある。
今回のジョージ・ワシントン空母戦闘群の基地への帰投のパターンには、空母よりも数日前に護衛がさっさと引き上げてきた感がある。

今、米軍の空母に自艦の防衛のためにたくさん艦載機を積んだり、ぞろぞろ随伴艦を引き連れて航海する必要が、実はなくなって きているのではないか。
冷戦時代の空母と今の空母では、随伴艦の数も違っている。それなのに横須賀に配備されている艦船は数も増え、戦闘能力もより高い ものに代えられてきている。
どう見ても厚木や横須賀の装備が過剰になっている、ということは否めないだろう。

(RIMPEACE編集部)


GWより先に戻ってきて、ミサイルなどの弾薬を下ろす巡洋艦カウペンス(09.11.20 撮影)


2009-11-23|HOME|