巡洋艦レイク・エリー、横須賀寄港


珍しく巡洋艦3隻が群れた横須賀基地。手前からレイク・エリー、カウペンス、シャイロー

巡洋艦レイク・エリー(CG−70)が19日に横須賀に寄港、20日現在6号バースに停泊中だ。
レイク・エリーの横須賀寄港は、2004年9月下旬以来のことだ。このときは翌10月中旬に新潟港にも寄港した。

同艦はハワイ・パールハーバーを母港としている。 米海軍のニュースなどによれば、昨年12月7日に日本軍の真珠湾攻撃を忘れない追悼セレモニーに出たあと、任務航海に出発して いる。

12月末に香港に寄港、また1月中旬には韓国海軍との合同訓練に参加した。
今回の横須賀寄港は、直前にミサイル・ディフェンス実験に参加した、とかいうものではなさそうだ。
ただ、今後レイク・エリーは高知県宿毛港に2月1日から5日に寄港するつもりでいる。米国側から打診があったことを高知県が明らかに した。

米軍戦闘艦の宿毛寄港はこれまでに2回あった。2006年5月の駆逐艦ラッセル、2008年6月の駆逐艦オケーンだ。今回のレイク・エリーも 含めた3艦の共通点は、いずれもパール・ハーバーを母港としたイージス艦で、ミサイルディフェンス(MD)・システム搭載艦であることだ。

宿毛への2年に一度のMD対応艦の寄港が続くのは、ハワイからMD任務でフィリピン海に出撃した際の補給基地、と米海軍が位置づけて いるためではないか。

(RIMPEACE編集部)(10.1.20 撮影)


20日の横須賀基地。左端がジョージ・ワシントン、右端がレイク・エリー


2010-1-20|HOME|