横須賀13号バースにシーウルフ級寄港中



13号バースに接岸中のシーウルフ級原潜コネチカット。大型の防舷材2本が設置されている
 

シーウルフ級原潜の2番艦コネチカット(SSN 22)が2月16日に横須賀基地13号バースに入った。19日現在、在港中だ。

13号バースは昨年12月に浚渫船やくい打ち機が入り、ロサンゼルス級より大きな攻撃型原潜も停泊が出きるようにするバース改修工事 が行われた。これまではシーウルフ級原潜は、ジョージ・ワシントンの留守中に12号バースに寄港していた。13号バースに入れないが ために、空母の在港中、つまり1年の半分は横須賀基地に寄港できない状況だった。

ロス級原潜が徐々に退役し、シーウルフ級やバージニア級が攻撃型原潜の主力になったときに、それらの原潜が空母の在港によって横須賀 寄港ができなくなれば、原潜の作戦行動の自由度が小さくなる。
13号バースの改修は比較的小さな工事だったが、原潜の行動という面からは大きな意味のある工事だった。

防舷材の設置も終わり、コネチカットのテスト入港も済ませ、2月中旬からコネチカットの本格的な寄港が始まった。
今年に入って横須賀に3回続けて寄港したコネチカットは、1回目が沖合い短時間停泊、2回目がテストのために数時間接岸、そして3回 目の今回の数日間の寄港、と「グレードアップ」を重ねてきた。
これからは、コネチカット以外のシーウルフ級やバージニア級原潜の13号バース寄港も増え、12・13号バースを中心に横須賀の原子力 艦船ゾーンの機能が拡大強化されていく恐れがある。

(RIMPEACE編集部) (10.2.19 撮影)


12号バースのジョージ・ワシントンと13号バースのコネチカット

2010-2-19|HOME|