横須賀基地からピュージェットサウンドへ
放射性廃棄物運搬船、4月14日横須賀入港か


MSCの貨物船チャーターを公告するFBOのページ

米政府機関の調達の機会均等をはかるFBOから、25日間の貨物船チャーターの公告が出た。
横須賀基地からピュージェットサウンドまで12個の貨物を運ぶ、というのがチャーター船の仕事だ。

付属文書によれば、2個の貨物には放射性物質が入っている。そのうちの一つには腐食性の液体も含まれる。一般貨物は 20フィートコンテナ6個分以内だ。

接岸するのは危険物取扱い制限のために横須賀基地13号バース。停泊日は4月14日から、キャンセル日は4月15日。 (つまり14日か15日に入港する必要がある)

放射性物質は、UN2910放射性物質量クラス7に該当する。(この量は以下の表に上限放射能が示されている。別の資料より)



今回行っている原子力空母の定期修理(SRA)で、この種の放射性物質を含む廃棄物が出るということだ。

昨年の放射性廃棄物運搬船ノーブル・スターが横須賀基地港外錨地に到着したのは13号バースに接岸する2日前の3月24日だった。 28日夜には横須賀基地から出港している。
今回FBOで公告されたチャーター契約がすんなり結ばれれば、4月12日夜には横須賀基地港外錨地に姿を現し、14日13号バースに 接岸、16日までに積み込んで出港と推移する可能性が大きい。

(RIMPEACE編集部)


昨年13号バースに接岸した放射性廃棄物運搬船ノーブルスター(09.3.27 撮影)


2010-3-14|HOME|