横須賀に居座るハワイのフリゲイト


3号バースに移動したルーベンジェームズ(FFG 57)。右は佐世保から来た掃海艦アベンジャー


ミサイル発射装置があったところにやぐらを組んでとりつけられた機関砲。(2010.4.5 撮影)

ハワイ・パールハーバーを母港とするフリゲイト艦ルーベンジェームズが横須賀に寄港しているのが確認されたのは、3月12日のことだった。 そのとき出船でマスターピア・ウェストに入っていた同艦は、一度入船に向きを変えて、その後3号バースに移動した。
もう3週間以上横須賀に居るが、修理をするわけでもなく、ただぶらぶらしているように見える。

入港以来、このフリゲイトの外観に違和感があった。どのフリゲイトも艦前部の対空ミサイル発射装置を外しているが、ルーベンジェー ムズの場合、この発射装置の跡にやぐらを立てて、機関砲らしきものをすえつけている。こんな改造はこの船以外のフリゲイトでは見た ことがない。
防空能力に文字通りフタをして、機関砲をすえつけたのは、海賊対策などに有効だと考えたからだろう。

特別な装備をしたフリゲイトがいつまでも横須賀から動かない。ジョージ・ワシントンの定期修理で出た放射性廃棄物を運び出す貨物船の 横須賀入港予定は4月中旬だ。この貨物船が横須賀を出てピュージェットサウンドに入るまでの護衛にフリゲイトを1隻投入するとは 思えないが...。

(RIMPEACE編集部)


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