横須賀の駆逐艦、各地で動き出す


ホワイトビーチの海軍岸壁に接岸した駆逐艦ジョンSマケイン(2010.4.9 世嘉良 学 撮影)

4月9日の横須賀基地は、外来艦船4隻のほか常駐艦は定期修理中の空母ジョージ・ワシントンと巡洋艦2隻、駆逐艦1隻がいて、駆逐艦 6隻が外に出ていた。

駆逐艦ラッセンとカーティスウィルバーは黄海で沈没した韓国海軍哨戒艦の捜索を支援中だ。その近くに居たと見られる駆逐艦フィッツ ジェラルドは9日に佐世保に一時寄港してミサイルなどを補充している。
同日、駆逐艦ジョンSマケインがホワイトビーチに寄港した。7隻のうちの4隻が韓国近海から沖縄近海にいることがわかった。

3月末まで横須賀にいたマッキャンベルの出港後の動きは不明だ。
ステゼムは3月30日の横須賀を出港、相模湾でゆっくりと回遊して2日に帰港、その後6日夜に出港して7日から9日まで同じく相模湾 を回遊、その後浦賀水道を2回、横須賀港外錨地まで往復したあと、太平洋に出て行った。
城ヶ島と川奈崎を結んだ線の北側の相模湾は、米軍潜水艦の行動区域で、その大半が模擬魚雷射撃演習区域にもなっている。ステゼムが 相模湾を回遊していたのは潜水艦探知訓練や、逆に潜水艦からの攻撃訓練の標的となっていた可能性がある。ちなみに4月2日、横須賀港 外錨地に原潜ジェファーソンシティが一時停泊している。

9日に唯一横須賀基地に停泊していた駆逐艦マスティンは3月31日に横須賀に帰港したあと、6日と8日に錨地まで出て弾薬の積み下ろ しを行っている。

(RIMPEACE編集部)


横須賀基地8,9号バースに停泊するステゼム(奥)とマスティン(2010.4.5 撮影)


2010-4-10|HOME|