横須賀基地長期滞在のタイ海軍フリゲイト、やっと動き出す


沖合いの錨地から基地の2号バースに向かうタイ海軍練習艦隊のチャオプラヤ


座礁事故のあとの修理が終わり、錨地で弾薬類を積み込むチャオプラヤ


2号バースをあけるために7号バースに移動する修理バージYRB30 

タイ海軍の練習艦隊が米海軍横須賀基地に寄港したのは4月2日だった。マニラの次の寄港地が横須賀で、その後ウラジオストク、釜山、 香港、ホーチミンと回ってタイに戻るスケジュールが組まれていた。ヨコスカによったのは2隻のフリゲイト、タクシン(FF 422)とチャ オプラヤ(FF 455)だった。朝鮮戦争国連軍地位協定に基づく横須賀寄港だ。

横須賀寄港直前に(報道によれば猿島付近で)チャオプラヤが座礁し、米軍のタグに曳かれて7号バースに到着し、修理を受けることに なった。もう一隻のタクシンは4月12日に横須賀を出港したが、チャオプラヤは修理が済まずに横須賀に残った。

4月30日朝、チャオプラヤはやっと動き出し、横須賀港外錨地に向かった。工事中降ろしていた弾薬類の積み込みを行い、米軍のタグ に曳かれて戻った先は2号バースだった。最終点検を行い、タイに戻ると思われる。

原子力空母の定期修理が終わりに近づき、空母の艦尾から2号バースにはいっていた修理バージYRB30は玉突きで7号バースに移動 した。前日の2隻の位置が入れ替わったことになる。

(RIMPEACE編集部)(10.4.30 撮影)


4月30日15時半の横須賀本港の停泊状況。青が海自艦船、赤が米軍艦船、黒がタイ海軍艦船。
青字の1:潜水艦、2:きりしま、3:あすか、4:はるさめ、5:むらさめ、
6:いかづち、7:おおなみ、8:はつゆき、9:わかさ、10:しょうなん

赤字の1:ステゼム、2:マスティン、3:マッキャンベル、4:カーティス・ウィルバー、5:カウペンス
6:YRB30,7:フィッツジェラルド、8:ジョンSマケイン、9:ジョージ・ワシントン
黒字の1:チャオプラヤ


2010-4-30|HOME|