中国タンカー、佐世保から横須賀へ


横須賀基地吾妻島燃料埠頭に停泊する、中国のタンカー長航勇士(CSC BRAVE)


喫水の差 (左)5月15日佐世保、(右)5月19日横須賀

佐世保基地・赤崎岸壁で米軍の燃料補給艦と並んでいた中国のタンカー長航勇士(CSC BRAVE)が横須賀にやってきた。
5月16日に佐世保基地を出航した長航勇士は、18日夜に吾妻島のバースに接岸した。

佐世保寄港時の写真と横須賀寄港時の写真を比べれば、横須賀の方が船体が浮いている。佐世保で燃料を降ろしたあと、横須賀で再び 燃料を降ろしたことがわかる。
積んできた燃料をハブとなっている佐世保と横須賀に降ろして、そこから在日米軍基地に送る、というルートが確立している。

厚木基地にはタンクローリーで、横田基地には鶴見の貯油施設から鉄道輸送、三沢基地には中型タンカーが八戸港まで運んでその後パイプ ラインで送る。

長航勇士が吾妻島に停泊中の19日、横須賀から八戸に燃料を輸送するタンカー、トランス・パシフィックが横須賀港外の錨地で燃料埠頭が 空くのを待っていた。

(RIMPEACE編集部) (2010.5.19 撮影)


CSC BRAVE より先に横須賀に到着、錨地で待機する中型タンカー・トランスパシフィック
手前は、陸上自衛隊の輸送ヘリCH47を積んで横須賀本港に向かう「ひゅうが」


2010-5-19|HOME|