巡洋艦、横須賀6号ドライドックに入る


空母キティーホークも入った6号ドライドックに入った巡洋艦カウペンス(2010.6.4 撮影)

6月3日に巡洋艦カウペンスが6号ドライドックに入った。通常型空母の修理をやっていた大型のドライドックだ。

6号ドライドックに軍艦が入ったのは、04年のブルーリッジ以来ではないだろうか。
ちなみにキティーホークがドックに入って大規模な改修を受けたのは2003年で、その翌年にブルーリッジが6号ドックに入った。その後 この大きなドライドックに「ふさわしい」大型艦のドック入りはなく、原子力空母の修理に関係する作業バージの改修がこのドライ ドックで06年から08年まで行われた。

今回巡洋艦が6号ドライドックに入ったのはなぜだろうか。同型の巡洋艦シャイローが08年12月から09年1月にかけて、もっと小さな5号 ドライドックに入っている。ちょうどマスティンが5号ドックから出たばかりで、なぜその後に入らないのかな、と疑問に思ってしまう。
ブルーリッジだって5号ドックでできない事はない。横須賀では原子力空母のドックに入っての定期修理を行わない、とすると6号 ドックの存在価値がなくなってくる。巡洋艦のようなもっと小さな船でも6号ドライドックを使って、施設の維持を図る、というあたり が狙いなのではないだろうか。

(RIMPEACE編集部)


6年前に6号ドライドックに入った指揮艦ブルーリッジ(2004.4.26 撮影)


同型の巡洋艦シャイローはもっと小さな5号ドライドックで修理を受けた(2008.12.6 撮影)


2010-6-5|HOME|