残留組と佐世保組が同居する横須賀基地


右からドック明け直後のカウペンス、工事の準備中のシャイロー、3ヶ月間工事で動かないフィッツジェラルド


船腹にバージをつけたままの駆逐艦ステゼム
 

在韓米軍は7月19日、空母ジョージ・ワシントンが釜山に7月21日から25日まで寄港する、と発表した。(American Forces Press Service)
同発表によれば駆逐艦マッキャンベルとジョンSマケインも釜山に、またラッセンが鎮海に寄港予定だ。

今月9日の空母の出港の前後に横須賀を出港した4隻の駆逐艦のうちの3隻が、空母とともに動いていることがはっきりした。 もう1隻の駆逐艦マスティンも、釜山や鎮海に寄港しないだけで空母の近くにいると推定されるが、確証はない。

これらの艦船が7月下旬以降に行われる米韓合同演習に参加することは明らかだが、その他の横須賀常駐の戦闘艦は19日現在横須賀に 残留している。
巡洋艦カウペンスはドライドックから出てきて間が無いし、同シャイローはドック入りの準備でフェーズドアレイレーダーにカバーをか けたりしている。
巡洋艦が空母の直衛につくのが普通だが、今回2隻とも動きが取れないのでマッキャンベルがその代役を果たしている。
駆逐艦フィッツジェラルドはここ3ヶ月8号バースに停泊しっぱなしで、修理を受けている。残りの2隻の駆逐艦カーティスウィルバー とステゼムは、米韓合同演習に参加するかもしれない。ただステゼムはラッセンと同じ日に出港の構えを見せたが、不具合が見つかった のかバージを横につけたまま修理をおこなっているようだ。

空母と駆逐艦4隻が留守にしている横須賀基地に、佐世保の常駐艦が2隻寄港中だ。掃海艦ガーディアン(MCM 5)と強襲揚陸艦エセックス (LHD 2)だ。
エセックスは乗組員の家族を同乗させて14日に佐世保を出て17日に横須賀に入港した。家族を乗せたクルーズのあとは、2年ぶりに 横須賀で第7艦隊司令部の点検を受けると見られる。2年前と同様に空母がいない12号バースに停泊している。

(RIMPEACE編集部)(2010.7.19 撮影)



2年ぶりに横須賀基地12号バースに長期滞在の構えの強襲揚陸艦エセックス


2010-7-19|HOME|