原潜ジャクソンビル、横須賀初寄港



横須賀本港に向かう原潜ジャクソンビル(SSN 699)。後方に付くのは放射能モニターシップ「きぬがさ」
 

8月27日15時ころ、原潜ジャクソンビルが横須賀基地に入港した。
ジャクソンビルは09年3月に大西洋艦隊から太平洋艦隊に配属換えとなり、母港もパールハーバーになった。潜水艦戦力をこれまでの 太平洋・大西洋半々から6:4にする(太平洋艦隊に重点配備)という海軍の方針の反映だ。
それ以降も在日米軍基地に寄港した記録は無く、おそらく横須賀初寄港、日本初寄港だろう。

ジャクソンビルは今年の6月2日にパールハーバーを出港した。西太平洋での通常の任務航海とのことだ。
米原潜が何隻も任務航海に出ているが、それは太平洋に均等に散らばるのではなく、中国海軍に対抗する動きとして、日本からフィリ ピン・インドネシアの近海に重点的に展開していると見なければならない。
ジャクソンビルの活動海域も東シナ海、南シナ海、黄海がメインとなると見られる。

(RIMPEACE編集部)(10.8.27 撮影)

浦賀水道から横須賀航路へ、原潜入港の流れ


浦賀水道北上中のジャクソンビル(左)、第2海ほの先で旋回して横須賀航路に入る(右)


「きぬがさ」が後尾につく(左)、タグボートがいったん原潜から離れる(右)


2010-8-27|HOME|