台風避難のバージYR96、横須賀基地内の定位置に戻る




4号ドックに避難していた原子力空母修理用のバージYR96が、タグで引き出された

原子力空母修理のために改造され、横須賀基地12号バースの近くに停泊し続けている3隻のバージのうちの小ぶりの1隻、YR96が 台風避難で定位置を離れていた。
台風14号が関東から遠ざかった10月14日午後、4号ドックから引き出されたYR96は、バージ係留地のYR95の隣の定位置 に戻っていった。

98年の原子力空母配備の前に6号ドックで改造され、今の定位置に運ばれたYR96は、1年前にも一度4号ドックに一時的に入って いたことがあるが、めったに動かないためにYR95側の側面を見る機会はほとんどない。
今回移動中のYR96を見て、何処にも窓らしいものが無い不思議な形をしていることがよく分かった。外部環境となるべくかかわら ないような設計になっているこのバージ、中で何を行っているのか今もってよく分からない不気味さがある。

小型のタグボートに曳かれて、駆逐艦のうしろに回り込んだYR96は、12号バースの付け根に近いバージ係留地に向かった。

(RIMPEACE編集部)(10.10.31 非核市民宣言運動・ヨコスカ 撮影)



全く窓らしきものがない不気味なバージが、トルーマン・ベイ奥の定位置に曳かれていった


2010-10-31|HOME|