ジョージ・ワシントン、横須賀出港



11月24日朝、横須賀基地を出港するジョージ・ワシントン

11月24日7時半過ぎに、ジョージ・ワシントンはひっそりと横須賀基地12号バースから出港した。艦上での火災防止訓練に使われる ホーネットの「ぬけがら」が飛行甲板後部の着艦拘束ワイヤーの近くに置かれていた。
こんな「ぬけがら」を積んだまま任務航海に出かけるはずもない。一時的に飛行甲板に大型のテントを張って行った改修工事の検査を洋上 で行うための試験航海だと考えられる。近々横須賀に一旦もどってくるのではないだろか。

この日、空母を追っていった米軍の戦闘艦は巡洋艦カウペンスだけだ。それも3時間後に浦賀水道に向かった。
空母の護衛をする艦が空母の出港後3時間であとを追いかけるのは、ちょっと遅い。横須賀本港からは、空母の出港の30分後に、新鋭 護衛艦「たかなみ」が出港している。
空母の航海中ずっと護衛を勤めるとは思えないが、少なくとも空母が東京湾を抜けてからしばらくは、海自の護衛艦が空母と行動をとも にする可能性が強い。

(RIMPEACE編集部)(2010.11.24 撮影)


空母の出港の30分後に後を追うように出て行った海自護衛艦「たかなみ」


空母出港の1時間40分後に桟橋を離れたカウペンスは、横須賀本港内でブイ・
トレーニングを行い、横須賀本港を出たのは空母の3時間後になっていた


2010-11-24|HOME|