ジョージ・ワシントン、黄海の演習へ


11月24日朝、横須賀基地12号バースから出た空母ジョージ・ワシントン


空母が離岸した直後の12号バース。見送りらしいものも皆無の出港だった(2010.11.24 撮影)

空母ジョージ・ワシントン(GW)は24日の出港直後に艦載機を迎えた。2日間でホーネット飛行隊1個を除く大部分の艦載機を回収し た空母GWは、米政府発表によれば28日から12月1日まで、黄海での米韓合同演習に参加するとのことだ。

11月1日のGWの横須賀入港前、艦載機は10月中に空母を離れて厚木に戻った。ほぼ1ヶ月間空母に乗っていなかったのに、艦載機は 陸上着艦訓練(FCLP)を行わずに空母に戻った。

今回の空母の演習参加は、おそらく急に決まったのだろう。12月3日からの日米合同演習にあわせて出港準備がされていたのが、北朝鮮 の砲撃という事態を受けて出港が前倒しになったと思われる。
空母の出港日に横須賀を出港した随伴艦は、カウペンス1隻だけだった。

黄海での米韓演習に続く12月3日から10日までの日米演習の後、空母がすぐに横須賀に戻ってきても、11月1ヶ月の間維持された と同様の空母や艦載機の即応体制はしばらく維持されると見なければならない。艦載機の訓練と爆音も11月同様ひどいものになる可能性 がある。

(RIMPEACE編集部)


艦載機が多数、空母に向かった24日の厚木基地(すべての基地にNO!を・ファイト神奈川 撮影)


2010-11-25|HOME|