11.2.27 ヨコスカ平和船団同乗記

日米ミサイル防衛特別訓練実施に抗議


平和船団後方の中央が「ちょうかい」、右がシャイロー


横断幕を拡げ抗議の意思をアピールする平和船団コスモ・アイランダーズ(11.2.27 ヨコスカ平和船団 撮影)

2月27日11時から、ヨコスカ平和船団の小船2隻が横須賀本港を走った。
「集団的自衛権の行使につながる日米ミサイル防衛特別訓練反対!」と大書された横断幕とプラカードを掲げて、同訓練に中心的な役割を 果たす日米艦船が停泊する横須賀港6号、7号バース付近まで進出して、海上デモを行った。

6号バースに停泊していたのが米巡洋艦シャイロー(CG67)、7号バースが海自イージス護衛艦「ちょうかい」(DD176)だ。 ともにミサイル防衛システムを装備し、SM3対空ミサイル発射能力を持つMD艦だ。

大声を出せば届きそうな距離で並ぶ日米艦船の行うMD訓練とは、相互の通信ではないだろう。衛星を通じて見通し範囲外から届くミサ イル発射情報に対し、海自艦(ちょうかい)が情報を確実に受けてSM3発射までの手順を正確にたどれるかどうかを、隣に停泊する シャイローのMD担当者の検査を受けながら繰り返す、という訓練になるのではないか。

それは、米国を狙って飛ぶかもしれないミサイル発射情報に、日米が共同で対処し迎撃する訓練となる。平和憲法が禁じている集団的自衛 権の行使を訓練するものだ。
ヨコスカ平和船団は海上デモの後、横須賀総監部にでかけ、「ミサイル防衛の日米訓練は中止してください」という非核市民宣言運動ヨコ スカと連名の文書を当直将校に手渡した。

(RIMPEACE編集部)


おむすび丸から、プラカードを掲げる平和船団クルーとライブ放送スタッフ(11.27 撮影)


ヨコスカ平和船団乗船希望者は、ようこそ!ヨコスカ平和船団へにアクセスして、申し込んで下さい。毎月最後 の日曜日に平和船団の船が軍港を走ります。

2011-2-27|HOME|