横須賀基地・海自輸送艦続けて入港


3月17日午前、海自横須賀基地逸見桟橋で被災地向け物資や車両を積み込む「おおすみ」(4001)


16日にIHIユナイテッドから引渡しを受けた「いせ」(182) も停泊中

14日まで大型輸送艦「くにさき」が停泊していた海自横須賀基地逸見桟橋に、17日には同型の輸送艦「おおすみ」が停泊している。 「おおすみ」の停泊する桟橋には、油脂類と見られるペール缶や輸送用のトラックが置かれていた。被災地に向かう前に 物資を積み込む港が、今回の自衛隊の救難活動では横須賀基地となっているようだ。

となりの吉倉桟橋には、「ひゅうが」の同型艦「いせ」が停泊中だ。前日に引渡し式を終えたばかりの船だが、今回の救難活動に加わる のだろうか。人員の収容・輸送ぐらいは出来そうな気がするが。

やはり人員の収容・輸送ぐらいは出来そうな超大型艦が米海軍基地の12号バースにいる。定期修理の最中だが、ブリッジにかかってい た緑色のネットが外れて、一見動くには差し支えないようにも思える。
米政府は福島第一原発から80キロメートルの範囲にいる米国人に避難を勧告した。放射能の大量放出が起こり、この対象領域がさら に広まり、非戦闘員の米国人の退避(NCE)が関東地方で始まるときには、このGWの収容力が計算にはいってくるだろう。
4月10日過ぎに原子力空母の修理過程で生じた放射性廃棄物を、貨物船に積み替えて本国に送り出すことになっている。その前に、 この空母がNCEで動き出すような事態にはならないことを願う。

(RIMPEACE編集部)(2011.3.17 非核市民宣言運動ヨコスカ 撮影)


米海軍基地で定期修理中のGWは、艦橋を覆っていたネットが完全に取り払われている


2011-3-17|HOME|