米艦が少し戻りだした横須賀基地



29日12時の横須賀基地。ましゅう、マケイン、ペコスが入港した。(2011.3.29 非核市民宣言運動ヨコスカ 撮影)


前日夕刻の横須賀基地。米艦は駆逐艦2隻のみ(2011.3.28 撮影)

3月28日から29日にかけて、横須賀基地に米軍艦船が3隻戻って来た。
28日午前中に駆逐艦フィッツジェラルドが入港、駆逐艦カーティスウィルバーの泊まっていた反対側のバースに接岸した。
29日には、駆逐艦ジョンSマケイン、海自補給艦「ましゅう」、燃料補給艦ペコスの順に、午前中に米海軍側のバースにそれぞれ接岸 した。

ペコスは21日に佐世保を出港した直後に、航海中のブルーリッジから救援物資を受け取り、三陸沖に展開する米艦隊に届けたと見られる。 その後福島の原発の近くを避けながら南下して、房総半島を回って横須賀に入ってきた。
ジョンSマケインは23日に佐世保に寄港し、その日のうちに出港している。6日後に横須賀に入港するまでの動きは不明だ。

横須賀に米軍艦船が戻りだしたが、これが長期停泊になるのかどうかはわからない。この間、佐世保に寄港した横須賀の駆逐艦はマケイン のほかにラッセン、ステゼムを数え、本来横須賀に来るべき船が佐世保に回るという動きが続いていた。
米海軍にとって、今の横須賀が放射能汚染の問題で安全な港かどうかは、まだ結論が出ていないのではないだろうか。
空いている米海軍のバースに29日には海自の「ましゅう」が接岸し、「きりしま」とあわせて海自艦2隻が米軍側の埠頭に停泊している。

(RIMPEACE編集部)


3月29日12時の横須賀本港の停泊状況。青が海自艦船、赤が米軍艦船。
青字の1:潜水艦、2:きりしま、3:ましゅう、4:おうみ、5:くにさき、6:くらま
赤字の1:カーティス・ウィルバー、2:フィッツジェラルド、3:ジョンSマケイン、4:ペコス


2011-3-29|HOME|