「トモダチ」参加の横須賀常駐艦、全艦帰港

 
横須賀基地に戻り、2号バースに向かう駆逐艦カーティス・ウィルバー

 
海自補給艦「おうみ」が米軍エリアの8号バースに停泊中

4月5日にカウペンス、6日にシャイローとカーティスウィルバーが横須賀に戻ってきて、常駐戦闘艦が6隻、6日午後 に横須賀基地に並んだ。
一度戻ってきて1日に出港したジョンSマケインとこの6隻は東日本大震災の被災者救援のための「トモダチ」作戦に加わっていたと 見られる。米軍艦船による沖合いからの救援活動が終了して、いったん横須賀に戻って来たのだろう。

3月21日に、横須賀での修理を切り上げてラッセンとジョージワシントンが出港したあと、26日にカーティスウィルバーが一端帰港 するまでの5日間、米艦船在港ゼロという日が続いた横須賀基地も旧態に戻ったかのように見える。
だが、26日以降海自艦船が米軍のバースを使い続けているし、横須賀で行っていた修理の続きをジョージワシントンは洋上で、ラッセ ンは佐世保基地に寄港して行っている。
また、これまでに入港した米艦船も在港日数が1週間以内で出て行く船が多い。7日午後にはマッキャンベルが出港している。

定期修理中で長期間の停泊が必要な船はもとより、その他の船も横須賀に腰を落ち着ける態勢ではない。福島第一原発の事故による放射 能汚染を、横須賀でも警戒していることが覗われる。

(RIMPEACE編集部)(2011.4.6 撮影)

 
4月6日14時半の横須賀本港の停泊状況。青が海自艦船、赤が米軍艦船。
青字の1:潜水艦、2:きりしま、3:おうみ、4:はたかぜ、5:しらせ、6:わかさ、7:すま
赤字の1:カーティス・ウィルバー、2:マスティン、3:フィッツジェラルド
4:マッキャンベル、5:カウペンス、6:シャイロー


2011-4-7|HOME|