米軍新型タグボート、横須賀に到着


6号バースに入港した貨物船BBCヒューストンに積まれてきた新型タグボート


マスティン、フィッツジェラルド、シャイローなどの間に停泊するBBCヒューストン

前日までマッキャンベルが停泊していた横須賀基地6号バースに、4月8日10時ころ貨物船BBCヒューストンが着岸した。ワシントン 州タコマを3月25日に出港した同船は、2週間かけて太平洋を横断してきた。

BBCヒューストンの甲板には、新型タグYT−805,SEMINOLE が積まれている。タコマの造船所で作られたYT−805は、2基の 1800馬力のエンジンで40トンの牽引力を出す。これまで横須賀に配備されてきた米軍タグよりも馬力がある。

せっかく横須賀まで運ばれてきたタグだが、この性能の見せ所がいつになるかははっきりしない。ジョージ・ワシントンやブルーリッジと いった大型艦は、原子力発電所の事故以降横須賀に寄り付かなくなった。駆逐艦や巡洋艦だけが動き回る横須賀基地には、3600馬力の タグボートは過大な装備になるのではないか。

(RIMPEACE編集部)(2011.4.8 撮影)

 
12号バースの先端部分。閑古鳥が鳴いているようだ


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