オハイオ横須賀寄港。また原潜同時寄港に
横須賀基地12号バースに入った大型原潜オハイオ。DDSを2基背負っている
13号バースのコロンビア(左)と、12号バースのオハイオ(右)
7月13日午前、大型原潜オハイオ(SSGN 726)が横須賀に入港した。オハイオは7月7日に沖縄・ホワイトビーチに沖合い
一時寄港し、その後横須賀に回ってきた。東シナ海などで隠密行動した後、自艦の航跡データや中国艦船の動きのデータをホワイトビーチ
で手渡したあと、休養のために横須賀に寄港したと見られる。
オハイオは背中にドライ・デッキ・シェルター(DDS)を2基積んでいる。DDSは特殊部隊を秘密裏に上陸させるときの発進基地と
なる。韓国軍との合同演習の中で、この大型原潜が特殊部隊の出撃基地の役目をはたしていたことも考えられる。
横須賀基地の13号バースには11日からコロンビアが停泊中だ。オハイオの入港で、コロンビアとヒューストンの同時寄港からほとんど
間をおかずに、また横須賀基地で原潜2隻の同時寄港となった。
原発事故の影響で2ヶ月以上原潜の寄港がなかった横須賀基地だが、連続して2隻が同時寄港するなど、これまで以上に密度の高い原潜寄
港が行われている。
コロンビア艦首のトマホーク発射装置の発射口には、日差しをさえぎりVLS内部の温度上昇を防ぐために、白い布がかぶせられていた。
この部分の塗装が、横須賀出港後5日で再入港するまでにはがれたこととの関連は不明だ。
(RIMPEACE編集部)(2011.7.13 撮影)
注目のコロンビア艦首のVLS発射口は、日よけの白い布で覆われていた
2011-7-13|HOME|