海自イージス艦３隻、横須賀基地に集まる

横須賀基地マスターピア・イーストに２隻並んだ海自イージス護衛艦きりしま（中）、こんごう（右）
（2011.9.20 非核市民宣言運動・ヨコスカ 撮影）

９月１９日朝、横須賀基地吉倉桟橋には３隻のイージス護衛艦「こんごう」「あたご」「きりしま」が停泊していた。海自のイージス 艦が横須賀に３隻集まるのはきわめて珍しい。

空母と原潜が出港した後、１９日午後に「あたご」は空母を追うように出港した。ほぼ同時に出た米駆逐艦ウェインＥマイアーと２隻 で、米軍横須賀常駐艦を連れずに出港した空母ジョージ･ワシントンと数日間行動を共にする可能性がある。

残った２隻のイージス艦「こんごう」「きりしま」は、なんと米軍側のバース、マスターピア・イーストに２隻並ぶように停泊した。
わざわざ米軍の埠頭に移動した狙いは何か？
ミサイル・ディフェンスの合同訓練がこの２月にあったとき、「ちょうかい」が隣の埠頭に入ってシャイローと並んでいた。このときは 相当長期間米軍埠頭に「ちょうかい」が停泊していた。

２０日１８時過ぎに、外側に停泊していた「こんごう」が出港した。「きりしま」も永くはいないようだ。
ジョージ･ワシントンが今後加わる海自との年次合同演習に先駆けて、海自のイージス艦２隻が連絡などのために米軍埠頭に移動したのだ ろうか。

（ＲＩＭＰＥＡＣＥ編集部）

１９日午後、空母のあとを追うように横須賀を出港した海自イージス護衛艦「あたご」


１９日午後、米海軍マスターピア・イーストに出船で接近する（左）きりしま、（右）こんごう


１９日朝、海自吉倉桟橋に並んでいた３隻のイージス護衛艦（2011.9.19 撮影)