衛星リンクのアンテナが外されていたシャイロー


リンク16と見られるアンテナが外されたシャイロー。ドックから出てきて6日後(2011.11.14 撮影)


赤丸で囲ったレドーム2個がリンク16と見られるアンテナを収めたレドーム(5.9 撮影)

ミサイル・ディフェンス(MD)を当初から実験艦として担ってきた巡洋艦シャイローは、修理のために横須賀基地最大のドック、6号 ドライドックに6月15日に入った。出てきたのは11月8日で、5ヵ月近いドック入りだった。

ドックアウトしたシャイローになんとなく違和感を感じた。観察を続けるうちに、後部艦橋の手前に並んでいた2つのレドームが外されて いたことに気づいた。
データ通信リンク16のためのアンテナだと言われていたこの2つのアンテナが撤去されたのは、リンク16から切り離されたシャイロー が、今後MDの任務から外れることを意味するのだろうか?

別のアンテナが設置されたのかもしれないが、今見る限りではレドームが増えたようには思えない。
もう1隻の横須賀常駐巡洋艦カウペンスとの違いを見分けるポイントが、一つ減ったことは確かだ。

(RIMPEACE編集部)


6号ドライドックに入って11日目のシャイロー。既に2つのレドームがない(6.26 撮影)


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