放射性廃棄物運搬船横須賀寄港は4月上旬

放射性廃棄物を横須賀からピュージェット・サウンドに運ぶ貨物船の入港予定が判明した。FBOの公告のモトネタとなる、貨物船チャーターのRFP(MSC)によれば、 入港開始可能日は4月8日で、遅くとも4月9日には入港していないと契約がキャンセルとなる。

入港場所が横須賀基地の13号バース、チャーター期間はおよそ18日、コンテナ8個分の貨物(各コンテナの重さは3万2千ポンド以下)、天候の影響から積み荷を保護するために甲板の下に格納、 船(Ro-Ro 船、Lo-LO 船、バージ・タグ統合船のいずれか)のスピードは13ノット以上、などの条件が付いている。

チャーター期間が昨年のRFPでは20日だったのがさらに短くなっている。積み荷の中身について、特に放射性廃棄物かどうかについての記述は見当たらないのは、昨年と同じだ。

昨年の最初のRFPでは、入港開始日は4月10日だった。(大地震と原発事故が起きたためにキャンセルされたが)
今回の入港スケジュールは、2日早くなっている。定期修理の工程を端折った割には、廃棄物積み出しの予定はそれほど変わらない、ということだろうか。

(RIMPEACE編集部) 


定期修理が続いている原子力空母ジョージ・ワシントン(2012.2.27 撮影)


[追記]
この契約を得たのは Patriot Shipping, LLC. 契約金額は79万ドル超だった。(契約成立日 2012.2.28 東部時間)


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