シーウルフ級原潜、横須賀基地入港

横須賀基地１３号バースに接岸１時間後の原潜コネチカット(SSN 22)（2012.3.9 撮影)

３月９日１２時ころシーウルフ級原潜コネチカットが横須賀基地１３号バースに寄港した。２０１２年に入って横須賀に原潜が寄港するのは初めてだ。

コネチカットは昨年１２月１３日に沖縄・ホワイトビーチに一時寄港、今年に入って１月３０日にシンガポール・チャンギ基地に寄港している。沖縄からシンガポールへ、シンガポールから 横須賀へという動きからは、コネチカットがその静粛性を生かして南シナ海に潜んでいたと想像される。情報収集の対象は、中国南方艦隊の動きだろう。

今年に入ってホワイトビーチへの原潜の一時寄港の多さが目立つ。横須賀への寄港がなかったのと対照的だ。東シナ海から南シナ海にかけての海域に多くの原潜が配されて、作戦行動の途中に 一時的にホワイトビーチに立ち寄ることが多かったと思われる。

２００９年１２月に１３号バースの浚渫が終わり、翌１月にコネチカットがその具合を確かめるように、２度、１３号バースに数時間寄港している。その翌月に１３号バースに９日間停泊して以来、 シーウルフ級原潜が２年間横須賀に寄港していない。
今回のコネチカットの横須賀寄港は、作戦海域から離れての休養のためではないか。１週間程度１３号バースに停泊するのではないだろうか。

（ＲＩＭＰＥＡＣＥ編集部）

タグに付き添われて横須賀本港に入るコネチカット