米軍チャータータンカー、韓国・横須賀・沖縄をつなぐ


横須賀基地・吾妻島の燃料バースに停泊中のタンカー、チュラン1(2012.3.22 撮影)


吾妻島の燃料バースを出て浦賀水道を南下するチュラン1(2012.3.23 撮影)

3月11日まで激しく続けられた厚木基地の艦載機の訓練で消費された燃料を補うために、米軍にチャーターされた中型のタンカーが2回続けて横須賀基地の燃料桟橋にやってきた。
総トン数5000トン余りのマレーシア船籍のタンカー、チュラン1が最初に横須賀に来たのは3月13日だった。韓国のウルサンから燃料を積んできたチュラン1は、翌14日昼に出港、 再びウルサンに向かい、21日にまた横須賀に入港した。

22日朝には、燃料を積みだして喫水が上がった状態で吾妻島燃料バースに停泊していた。その翌朝9時に横須賀を出て浦賀水道を南下するチュラン1の喫水は下がっていた。行き先は沖縄・ ホワイトビーチで27日未明に到着予定だとか。
横須賀で燃料を積み替えて、ホワイトビーチに運んだことになる。ホワイトビーチに中型のタンカーが着くことはそれほど珍しくはない。ただ、佐世保やウルサンから来るのが多く、横須賀から 燃料を運ぶのはあまり見たことがない。

このチュラン1、米軍基地を回って燃料を補給する仕事を、ここしばらく続けるのかもしれない。

(RIMPEACE編集部)


2012-3-24|HOME|