放射性廃棄物輸送船、横須賀港外停泊中


横須賀港外錨地に停泊中の貨物船オーシャン・タイタン(画面中央、護衛艦の左)(2012.4.4 撮影)


横須賀港外錨地で補給中のオーシャン・タイタン(2012.4.6 撮影)

総トン数7000トン超のUSA籍の貨物船、オーシャン・タイタンが4月2日から横須賀港外の錨地に停泊している。ジョージワシントンの定期修理で出た放射性廃棄物の横須賀基地からの搬出 が、外務省から横須賀市への通告によれば10日に予定されている。オーシャン・タイタンは、その放射性廃棄物の積み出し船だ。

オーシャン・タイタンが昔の船名インダストリアル・チーフでMSP(Maritime security Program,戦時海上輸送プログラム)に加わっていた時の船主がパトリオット・シッピング社で、この会社 は今もオーシャン・タイタンの姉妹船をMSPに差し出している。
パトリオット・シッピング社は、今回の横須賀−ピュージェットサウンド間の放射性廃棄物輸送契約を80万ドル弱で落札した企業だ。

オーシャン・タイタンは Lift on/Lift off (LO/LO)タイプの貨物船で、全長120メートル、喫水7.7メートル。MSCのRFPの13号バースの制限値をクリアしている。
今回の放射性廃棄物輸送船の13号バースへの入港は8日以降だと、RFPに書かれている。外務省の通告では10日午前から積み込みを始めるというから、9日にオーシャン・タイタンは13号バースに接岸し、翌日積み込み、その日のうちに出港ということになるのではないか。

(RIMPEACE編集部)


2012-4-7|HOME|