GW、本格出港延期


出港予定日の21日午前、動きを見せずに静かに停泊するジョージ・ワシントン


空母を囲んで張られたオイル。フェンスも一日中空母にまとわりついていた

定期修理のあとの試験航海を終わって、本格的な航海に出発する予定だった空母ジョージ・ワシントン(GW)は、21日の出港を中止した。9時半に浦賀水道の入り口にはいる予定だったが、 10時を過ぎても12号バース入り口のバリケードはもちろん、オイルフェンスをはずすこともなかった。

待機していたモニター船「きぬがさ」も待機を解いて長浦港に向かった。フィックスされていた出港時刻が未定となり、午後には21日当日の出港中止が決まった。
本格出港の直前になって不具合が見つかり、出港延期となったようだ。

翌日の出港予定が入っていないこと、一緒に動くとみられていた巡洋艦シャイローが横須賀に戻ってきたことなどを考えると、不具合に対応した後で出港するまでに数日間必用なのかもしれない。

(RIMPEACE編集部)(2012.5.21 撮影) 


空母出港時には必ず追尾する放射能モニター船「きぬがさ」も9時半ころには長浦港に戻っていった


空母直衛艦とみられる巡洋艦シャイローが、空母の出港中止が決まった後に横須賀基地に戻ってきた


2012-5-21|HOME|