原潜オリンピア、横須賀に短期入港
10月30日9時半ころ浦賀水道を南下する原潜オリンピア(SSN 717)(東京湾ライブカメラより)
10月29日16時過ぎに原潜オリンピアが横須賀基地の13号バースに寄港した。横須賀市基地対策課への国からの通報によれば、病人の移送が目的とされている。
病人移送の場合、沖合でタグボートに移すケースが多いが、今回のオリンピアはバースに接岸して一泊して行った。沖合の一時停泊ののちに東京湾から出ていくのは、日没が近く暗くなる可能性が
あり、原潜の浦賀水道通過を翌朝に延ばした可能性がある。
オリンピアは13号バースを30日朝9時前に離れて浦賀水道を南下した。
オリンピアは今年の8月20日から24日まで横須賀に寄港し、そのあとホワイトビーチ沖に一時寄港している。また10月4日にはフィリピンのスービック・ベイに寄港している。
8月20日に横須賀を出たジョージ・ワシントンは、10月にはポート・クラン(マレーシア)とマニラ湾に寄港している。オリンピアの寄港地ととは微妙に重なっていて、オリンピアがジョージ
・ワシントン空母戦闘群とともに動いている可能性がある。
そのオリンピアが病人を抱えて、近い港に臨時に寄ったとすると、この時期、空母戦闘群は比較的日本に近いところにいるのかもしれない。
(RIMPEACE編集部)
2012-10-30|HOME|