ジャーマンタウン、横須賀寄港




薄暗くなってから入港した揚陸艦ジャーマンタウン(LSD 42)(2012.12.3 撮影)

12月3日17時前に、佐世保を母港とする揚陸艦ジャーマンタウンが横須賀基地に寄港した。ジャーマンタウンは2011年4月に揚陸艦ハーパーズフェリーと交代で佐世保配備となった。 それ以降で横須賀に入港するのは初めてだ。

ジャーマンタウンはCARATに参加した後、7月初めに佐世保に戻り、その後同月下旬の短い航海ののち、立神桟橋で定期修理を受けていた。11月末に一度出入港を行い、11月29日 に佐世保を出港していた。
横須賀に来たのは、第7艦隊司令部に、船のレディネスのチェックを受けるためと思われる。しばらくマスターピア・ウェストに停泊することになろう。

12月3日夕方には、BMDシステム搭載巡洋艦シャイローが、出港準備を進めていた。ジャーマンタウンの入港の影響か、この日のうちには出港せずに、翌朝早く出て行ったとみられる。 7号バースのカウペンスと並んで6号バースに停泊していたシャイローの姿が、4日朝7時40分の時点で横須賀基地から消えていた。
もう一度横須賀に戻ってくるかもしれないが、フィッツジェラルド、ジョンSマケインの2隻のBMD対応駆逐艦とともに、北朝鮮のロケット発射に備えた布陣の中に入るために出ていくことは 間違いないと思われる。

なお、2日朝までは吉倉桟橋に停泊していた海自のイージス護衛艦「きりしま」が3日午後にはやはり横須賀基地から姿を消していた。BMDシステム搭載の「きりしま」も、沖縄近海に展開する 可能性がある。

(RIMPEACE編集部)


6号バースに停泊する巡洋艦シャイロー(CG 67)。対水上レーダーが回っていた


陸上から船に電力を供給するケーブルが、シャイローから外された(12.3 撮影)


翌朝の横須賀基地。左からジャーマンタウン、ステゼム、カウペンス。シャイローは出港した後。
(12.4 07:40 非核市民宣言運動ヨコスカ 撮影)


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