BMD対応艦シャイロー、横須賀出港



浦賀水道を南下する巡洋艦シャイロー(CG 67)(2012.12.6 東京湾ライブカメラの映像より)

12月6日朝9時、巡洋艦シャイローが横須賀基地から出港した。シャイローは4日早朝に一度出港し、その日のうちに横須賀に戻っていた。
6日の出港はすぐに戻ってくるものとは思えず、時期的に見て北朝鮮のロケット発射に対する、弾道ミサイル探知・迎撃シフトに加わるとみられる。
シャイローも加えると、横須賀常駐の弾道ミサイル防衛(BMD)システム搭載艦5隻のうちの3隻が出張ったことになる。残りの2隻は、ドックに入っているカーティスウィルバーと 中東への長期任務航海から戻ってきたばかりのステゼムで、実質的に動けるBMD艦がすべて出て行ったことになる。

嘉手納基地には、ミサイル監視機RC135Sが今月に入ってもう一機展開して2機態勢になっている。2日に佐世保に帰港したミサイル監視艦オブザベーション・アイランドは、4日に出港 している。
米軍の監視・迎撃システムの移動プラットホームはシャイローを最後に配置を終えるとみられる。

(RIMPEACE編集部)


12月4日朝出港して同日夕方に戻ってきたシャイロー(67)。後方の同型艦はカウペンス(63)。
カウペンスはアンティータムとの交代を控えて、1隻だけ休暇態勢でクリスマスの電飾も始めている。


戻ってきた「きりしま」は吉倉桟橋でミサイルを降ろしていた。この時期にミサイルを
降ろすのは「北朝鮮のミサイル迎撃シフト」に加わらないということだ(2012.12.5 撮影)


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