海自イージス艦、米海軍横須賀基地に入る


横須賀基地マスターピアに並んで停泊する「みょうこう」(175)と米駆逐艦カーティスウィルバー(54)
(2013.2.16 非核市民宣言運動ヨコスカ 撮影)

海自イージス艦で弾道ミサイル防衛(BMD)能力を持つ「みょうこう」が、米海軍横須賀基地のマスターピア・ウェストに2月15日朝接岸した。「みょうこう」は11日に海自逸見桟橋に 停泊していた。

2月15日早朝、米海軍の3号バースからマッキャンベルが港外錨地に移動、そのあとにマスターピア・ウェストから駆逐艦シャウプが移動、そしてそのあとに「みょうこう」が接岸した。15日 午後に1週間出港していたカーティスウィルバーが帰港して、「みょうこう」の舷側に接舷した。「みょうこう」とカーティスウィルバーを固めてマスターピア・ウェストに停泊させるために、 早朝から横須賀基地で大がかりな動きをしたことになる。

日米のBMD特別訓練が2011年2月から3月、翌年2月の2回、横須賀で行われている。初回は「ちょうかい」が、2回目は「きりしま」が米軍側の桟橋に接岸し、対面のバースに米海軍のBMD 対応艦が接岸して行われている。過去2回の特別訓練の目的は、海幕の発表によれば「弾道ミサイル対処に関する戦術技量の向上及び日米の部隊間における連携要領を演練する」となっている。

「こんごう」「ちょうかい」「みょうこう」「きりしま」は2007年から2010年にかけて順番にSM−3の実射訓練をハワイ沖で行っている。迎撃に成功したか否かに係らず、2011年からはBMD 特別訓練として「ソフト面」での訓練が毎年一回横須賀で行われている。
今回の「ちょうかい」もこのBMD特別訓練の参加艦とみられる。

(RIMPEACE編集部)


2月15日に逸見桟橋から米軍側の桟橋に移動した「みょうこう」(2013.2.15 撮影)


2013-2-16|HOME|